ボードゲームと日本代表サッカー ~勝つ事と楽しむ事の狭間に~
雨が降ると体調が激悪になる男です。
特に朝からザンザン雨が降ると、頭痛とともに身体に力が入りません。
1時間20分の車の運転が危険であると判断し、今日は緊急に店舗を
お休みにしました。
先程まで、床に臥せっていましたが、少し動けるようになったので、ブログる
ことにしました。
さて、今、SAIKOROGISTには30名の会員がいますが、よく来て下さるのは
そのうちの10名ほどです。一癖も二癖もある方々です。たった10人ですが
十人十色とはよくいったもので、それぞれ好きなボードゲームのジャンル、
戦術、プレイスタイルがあります。
そんな環境でふと思ったことを書いてみます。
まず、あらゆるボードゲームで守るべき唯一の掟は「全員が勝利を目指すこと」
だと思います。
下手でもいいので、この掟だけは必ず守って頂きたいというのが前提で話を進
めます。
つい数日前のサッカーW杯で、日本代表はボロ負けしました。グループリーグも
突破できず、残念な結果に終わってしまいました。スポーツ紙では戦犯捜しが始
まっております。「日本らしいサッカーをする」と選手は口ぐちに言っていましたが
2戦目・3戦目ではそれなりにはできていたような気がします。結果はともかく。
でここでいう「日本らしいサッカー」とは、ボールを常に自分たちのコントロール下
に置き、パスをつないで、相手を翻弄し、ゴールを量産するという感じの攻撃的な
戦術です。(そんなにサッカーくわしくないよ。私 間違ってたらスマン)
これがはまれば、まるでキャプテン翼かウィニングイレブンな感じなサッカーを観
戦できウハウハです。かっこいい。
しかし、結果はご存知の通りです。
では、グループリーグを突破するためには、どうすればよかったのか?
私が考える「最善手」は堅守速攻です。とにかく引いて守ってカウンター。
手堅い戦術です。弱点があるとすると「観戦していてつまらない」という
ことです。
ボードゲームに話を戻すと、相手が驚くようなコンボや派手な立ち回りで
劇的な勝利を目指すプレーヤーと常に勝利のみを念頭に「最善手」のみ
を追求するプレーヤーがいます。
私は基本的に前者のプレーヤーですが、最近は後者のプレイングにも挑
戦しています。その結果、ゲームが上手になった感じはあります。勝率も
あがりました。
でも、どこか寂しい気もします。
いまいち楽しめなかった感があることもあります。
で、派手なプレーに戻ります。相手が悲鳴をあげたり、してやったりなターン
が発生したりしてウハウハですが・・・・・勝てません。
これはこれで問題です。
どちらが正解とかじゃないけど、これってゲームをどう楽しむのかの根本的な
問題に触れちゃった気がしてます。タブーに触れてしまったのでは・・・ドキドキ
両者による喧嘩になりそうな話のタネですね。
と、ここまで掘り下げといて何ですけど、私は卓を囲んでいる全員が各々楽しん
でいれば良く、それが唯一の正解だと思います。
一番良くないのは、相手に自分の流儀を押しつけることぐらいかな?
もっと良くないのは、最後まで勝ちを目指さない事、せめて1つでも順位を上げる
ということをあきらめることだ。これだけはまちがいない。
とは言っても、ボードゲームプレイスペースの店長としては、ワイワイ・ガヤガヤ
としている店内で、たまに「やられたー」とか「うわーー」なんかの悲鳴が聞こえる
瞬間がこの仕事をやってよかったと思う時なのですがね。
なので、普段は気楽にボードゲームを楽しんでもらう事を第一に考え、一方で大会
・試合を開催し、いつも以上に勝つことに真摯に向き合う場面を用意したりしていま
す。様々なスタイルのボードゲーマーにとって遊びに行く価値のある場所になるよう
に。
でも、今日は具合が悪い・・・・・・だから寝る。
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コメント
うぉ~
No title
時々相手のプレイングに心が折れて勝負を投げる事がある自分には耳が痛い話しです...
自分はその時は順位を上げるではなく次頑張ろうと思ってしまうので
どうしようもなくなった時に立ち向かえる強さが足りないんですよね
自分はその時は順位を上げるではなく次頑張ろうと思ってしまうので
どうしようもなくなった時に立ち向かえる強さが足りないんですよね
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いきなりすごい数字じゃないですか?
開店ダッシュ出来てますね!